学名:“Arkansaurus”
意味:アーカンソー(アメリカの地名)のトカゲ
生息していた時代:白亜紀前期
分類:竜盤目・獣脚亜目・オルニトミモサウルス下目・オルニトミムス科
全長:- 重さ:- 食性:肉食
分布:アメリカ
模式種:A.fridayi
他の種:-
誤認種:-
[解説]
学名:Archaeoceratops
意味:古代の角竜
全長:約0.9m 重さ:- 食性:植物食
分布:中国
模式種:A.oshimai
他の種:-
誤認種:-
[解説]
アーケオケラトプスは、約1億2千万年前ごろの白亜紀前期に生息していた小型の角竜類です。体長は約1メートルほどで、四足歩行の植物食性の恐竜でした。角がまだ小さく、発達途上で角竜の原始的な特徴を持っています。頭部のフリルは比較的小さく、シンプルな形状です。角竜類の進化初期段階を知るうえで重要な恐竜だと考えられています。
学名:Archaeodontosaurus
意味:
全長: 重さ: 食性:植物食
分布:マダガスカル
模式種:A.descouensi
他の種:-
誤認種:-
[解説]
学名:Archaeopteryx
意味:古代の翼
生息していた時代:ジュラ紀後期 / キンメリッジ期〜チトン期
分類:竜盤目・獣脚亜目・コエルロサウルス下目・アーケオプテリクス科
全長:約1m 重さ:約0.3kg 食性:雑食
分布:ドイツ
模式種:A.lithographica
他の種:A.bavarica
誤認種:A.crassipes , A.macrura , A.oweni , A.recurva , A.siemensii
[解説]
学名:Archaeornithomimus
意味:古いオルニトミムス
分類:竜盤目・獣脚亜目・オルニトミモサウルス下目・オルニトミムス科
全長:約3.5m 重さ:約20kg 食性:雑食
分布:アメリカ、中国
模式種:A.asiaticus
他の種:A.bissektensis
誤認種:A.affinis
[解説]
学名:Aardonyx
意味:地球のつめ
記載:イェーツ、 ボナン、 ネヴェリング、 チンサミー & ブラックビアード, 2009
全長:約6.5m 重さ:約800kg 食性:植物食
分布:南アフリカ
模式種:A.celestae
他の種:-
誤認種:-
[解説]
南アフリカのジュラ紀前期(約1億9500万年前)の地層から発見された原始的な竜脚類である。基本的には二足歩行だったが、前肢も比較的発達しており、四足歩行も可能だったと考えられている。これは、のちの巨大な竜脚類へと進化する過程の恐竜であり、重要な存在とされる。頭部は小さく、首が長いのは竜脚類の典型的な特徴で植物を効率よく食べるのに適していた。また、植物をすりつぶすのに適した歯と顎の構造を持っており、竜脚形類の進化、特に歩行様式と摂食行動の変化を理解する上で非常に重要な発見であるとされる。
学名:Ajkaceratops
意味:アイカ(ハンガリーの地名)の角のある顔
全長:約1m 重さ:約20kg 食性:植物食
分布:ハンガリー
模式種:A.kozma
他の種:-
誤認種:-
[解説]
ハンガリーの白亜紀後期の地層から発見された小型の角竜類です。発見された化石は上顎骨や前上顎骨などの頭骨の断片のみです。形態的にアジアの原始的な角竜プロトケラトプス類に類似しており、ヨーロッパにアジア由来の角竜が存在していたことを示す重要な証拠とされています。この発見は、白亜紀後期にアジアとヨーロッパの間で陸橋などを通じた生物の移動があった可能性を示唆しており、角竜類の地理的拡散と進化の理解に繋がると考えられています。ヨーロッパ産の角竜類は非常に珍しく、アイカケラトプスはその数少ない例の一つです。
学名:Ahvaytum
意味:太古の(恐竜)
記載:ラヴレース、 クフナー、 フィッチ、 ロジャース & ほか, 2025
全長:約0.91m 重さ: 食性:植物食
分布:アメリカ
模式種:A.bahndooiveche
他の種:-
誤認種:-
[解説]
学名:Avaceratops
意味:アヴァ(人名)の角竜
全長:約2.5m 重さ:- 食性:植物食
分布:アメリカ
模式種:A.lammersi
他の種:-
誤認種:-
[解説]
北アメリカ・モンタナ州の白亜紀後期(約7,700万年前)の地層から発見された小型の角竜類で、体長は約2〜2.5メートルと推定されます。1981年に発見され、1986年に古生物学者ピーター・ドッドソンによって命名されました。フリルは短く、角も小さく目立たないのが特徴です。幼体の可能性もありますが、成体とする説もあります。断片的な化石しか発見されておらず分類には議論がありますが、ケラトプス科に属する原始的な角竜と考えられ、角竜類の進化や多様性を知る上で重要な恐竜です。
学名:Avisaurus
意味:鳥トカゲ
分類:竜盤目・獣脚形亜目・コエルロサウルス下目・アヴィサウルス科
全長:- 重さ:- 食性:肉食
分布:アメリカ、アルゼンチン
模式種:A.archibaldi
他の種:A.gloriae
誤認種:-
[解説]
学名:Avipes
意味:鳥の足
生息していた時代:三畳紀後期
分類:竜盤目・獣脚亜目・コエルロサウルス下目・コエロフィシス科
全長:約1〜1.5m 重さ:- 食性:肉食
分布:ドイツ
模式種:A.dillstedtianus
他の種:-
誤認種:-
[解説]
学名:Avimimus
意味:鳥もどき
分類:竜盤目・獣脚形亜目・オヴィラプトロサウルス下目・アヴィミムス科
全長:約1.5m 重さ:- 食性:肉食
分布:モンゴル、中国
模式種:A.portentosus
他の種:-
誤認種:-
[解説]
学名:Aucasaurus
意味:アウカ・マフエボ(アルゼンチンの地名)のトカゲ
分類:竜盤目・獣脚亜目・カルノサウルス下目・アベリサウルス科
全長:約4.3m 重さ:約0.7t 食性:肉食
分布:アルゼンチン
模式種:A.garridoi
他の種:-
誤認種:-
[解説]
アルゼンチンの白亜紀後期(約8500万年前)の地層から発見された肉食恐竜。同じアベリサウルス科のカルノタウルスに似た幅広い頭骨と短い前肢を持ちますが、頭に角はありません。前肢は極端に退化しており、指も小さく機能していなかったと考えられています。化石は非常に保存状態が良く、頭骨から尾までほぼ完全な全身骨格が見つかっており生態や行動についての研究が進められています。小型の獣脚類や原始的な哺乳類などを捕食していたと考えられ、マプサウルスなどの大型肉食恐竜と棲み分けをしていた可能性があります。
学名:Australovenator
意味:南(あるいはオーストラリア)の狩猟者
記載:ホックナル、 ホワイト、 ティシュラー、 クック & 他, 2009
分類:竜盤目・獣脚亜目・カルノサウルス下目・ネオヴェナトル科
全長:約6m 重さ: 食性:肉食
分布:オーストラリア
模式種:A.wintonensis
他の種:-
誤認種:-
[解説]
オーストラリア・クイーンズランド州ウィントン地域の白亜期前記の地層から発見された肉食恐竜です。オーストラリアの白亜紀における肉食恐竜の生態や進化を理解するうえで重要な資料となっています。
学名:Austrosaurus
意味:南のトカゲ
全長:約15m 重さ:- 食性:植物食
分布:オーストラリア
模式種:A.mckillopi
他の種:A.sp
誤認種:-
[解説]
オーストラリア・クイーンズランド州で発見された4足歩行の大型植物食恐竜です。胴椎や肋骨などの部分的な化石に基づいて命名されました。
学名:Aublysodon [nomen dubium]
意味:鈍い歯
生息していた時代:白亜紀後期 / カンパニア期〜マーストリヒト期
分類:竜盤目・獣脚亜目・カルノサウルス下目・アウブリソドン科
全長:約4〜5m 重さ:約0.2t 食性:肉食
分布:アメリカ、カナダ、中国
模式種:A.mirandis
他の種:A.amplus , A.cristatus
誤認種:A.explanatus , A.grandis , A.horridus , A.huoyanshanensis , A.lancensis , A.lancinator , A.lateralis
[解説]
北アメリカの白亜紀後期の地層から発見された肉食恐竜です。1856年にジョセフ・ライディによって、モンタナ州で発見された単一の歯化石に基づきアウブリソドン・ミランダスと命名されました。 歯は強く後方に湾曲し、切縁の鋸歯がほとんどないという特徴を持ち、当初は独自の属と考えられました。しかし、その後の研究でこの形態はティラノサウルス科の幼体の歯に見られる特徴であることが分かりました。そのため、アウブリソドンを独自の属そして認められるほどの特徴はなく、現在では無効名とされています。
学名:Auroraceratops
意味:夜明けの角の顔
記載:ユウ、 リー、 ジ、 ラマンナ & ドッドソン, 2005
生息していた時代:白亜紀前期
全長:約2m 重さ:約40kg 食性:植物食
分布:中国
模式種:A.rugosus
他の種:-
誤認種:-
[解説]
中国で発見された二足歩行あるいは四足歩行性の小型植物食恐竜。原始的な角竜類ですが、アーケオケラトプスとは違い鼻面(吻)の幅が広く、短いのが特徴。
学名:Aeolosaurus
意味:風トカゲ
生息していた時代:白亜紀後期 / カンパニア期〜マーストリヒト期
全長:約15m 重さ:- 食性:植物食
分布:アルゼンチン
模式種:A.rionegrinus
他の種:-
誤認種:-
[解説]
学名:Aepisaurus [nomen dubium]
意味:象トカゲ
全長:約15m 重さ:- 食性:植物食
分布:フランス
模式種:A.elephantinus
他の種:-
誤認種:-
[解説]
フランスの白亜期前記の地層から発見された四足歩行の植物食恐竜です。化石は上腕骨などごく一部しか発見されておらず、その保存状態も悪いため、詳細なことは分かっていません。ティタノサウルス類だと考えられますが、不確定要素が大きく定かではありません。現在では疑問名(nomen dubium)とされています。
学名:Aerosteon
意味:空気の骨
記載:セレノ、 マルティネス、 ウィルソン、 ヴァリッキオ & 他, 2008
分類:竜盤目・獣脚亜目・カルノサウルス下目・ネオヴェナトル科
全長:約11.5m 重さ: 食性:肉食
分布:アルゼンチン
模式種:A.riocoloradensis
他の種:-
誤認種:-
[解説]
南アメリカ・アルゼンチンの白亜紀後期の地層から発見された大型の肉食恐竜です。特徴的なのは、骨に空気嚢の痕跡が確認された点で、これは鳥類の呼吸システムに似た効率的な呼吸の仕組みを持っていたことを示しています。この骨の空洞化により体重が軽減され、活発に動き回ることが出来たと考えられています。
学名:Acanthopholis
意味:棘を持つもの
生息していた時代:白亜紀前期〜後期 / アプト期〜セノマン期
全長:約5〜6m 重さ:- 食性:植物食
分布:イギリス
模式種:A.horrida
他の種:A.hughesii , A.keepingi , A.macrocercus , A.platypus , A.stereocercus
誤認種:"A".eucercus
[解説]
学名:Agujaceratops
意味:アグジャ(地層名)からでた角竜
全長:- 重さ:- 食性:植物食
分布:アメリカ
模式種:A.mariscalensis
他の種:A.mavericus
誤認種:-
[解説]
アメリカ・テキサス州のビッグ・ベンド国立公園内の白亜紀後期(約7600万年前)の地層から発見された大型の角竜類です。初めはカスモサウルス・マリスカレンシスChasmosaurus mariscalensisとして1989年に記載されましたが、分析が進むに連れペンタケラトプスにも似た特徴が見受けられ、カスモサウルスではなくペンタケラトプスの祖先にあたる恐竜ではないかと考えられるようになりました。このため、2006年に独自の属として再分類されアグジャケラトプスとなりました。北アメリカ南部における角竜類の多様性や進化的関係を明らかにするうえで重要な恐竜です。
学名:Agnosphitys
意味:-
記載:フレイザー、 パディアン、 ウォークデン & デーヴィス, 2002
分類:ヘレラサウルス目・?(不明)亜目・ヘレラサウルス科?
全長:約60cm? 重さ:約650g? 食性:肉食
分布:イギリス
模式種:A.cromhallensis
他の種:-
誤認種:-
[解説]
学名:Acrocanthosaurus
意味:高い突起のあるトカゲ
全長:約8〜12m 重さ:約6t 食性:肉食
分布:アメリカ
模式種:A.atokensis
他の種:-
誤認種:-
[解説]
北アメリカのオクラホマ州とテキサス州の白亜紀前期の地層から発見された大型肉食恐竜です。ティラノサウルス類が現れる前の時代では、北アメリカにおける生態系の頂点でした。最大の特徴は背中の椎骨の神経棘が非常に高く、これが筋肉や靭帯を支える隆起を形成していた点です。この構造は体温調節や威嚇・誇示、強力な背筋の保持など、複数の役割を果たした可能性があります。形態的にはアロサウルス科またはカルカロドントサウルス科に近縁で、頑丈な頭骨と鋭い歯を備え、大型草食恐竜を捕食していたと考えられます。
学名:Agrosaurus [JSS→Thecodontosaurus]
意味:野原のトカゲ
全長:約3m 重さ:約60kg 食性:植物食
分布:イギリス
模式種:A.macgillivrayi
他の種:-
誤認種:-
[解説]
当初はオーストラリアで発見された原始的な竜脚類とされていましたが、その後の研究により標本は実際にはイギリス南西部ブリストル周辺の三畳紀後期の地層から産出し、既知のテコドントサウルス属の化石と同一である可能性が高いことが判明しました。このため、現在ではアグロサウルスはテコドントサウルスの※ジュニアシノニム(Junior Subjective Synonym)とみなされ、独立した属としてはほぼ無効とされています。
※タイプ標本が別個体であっても形態比較や系統解析の結果、研究者の判断(意見)に基づいて「これは同じ種だろう」と判断された標本です。
学名:Achelousaurus
意味:アケロン(川の神)のトカゲ
生息していた時代:白亜紀後期 / カンパニア期〜マーストリヒト期
全長:約5m 重さ:- 食性:植物食
分布:アメリカ
模式種:A.horneri
他の種:-
誤認種:-
[解説]
北アメリカの白亜紀後期の地層から発見された四足歩行の植物食恐竜。鼻の上に角がなく大きな骨質のコブがあるのが特徴です。学名はギリシャ神話の川の神アケローオスに由来し、神話に登場する角を折られた神に因んでいます。目の上にも短い角やコブ状の突起があり、フリルの縁にはフック状の骨片が並んでいます。モンタナ州のツー・メディスン累層から複数の化石が発見されており、幼体から成体までの成長過程が研究されています。
学名:Asiaceratops
意味:アジアの角のある顔
記載:ネソフ、 カズニシュキナ & チェレパノフ, 1989
全長:約1〜2m 重さ:約180kg 食性:植物食
分布:ウズベキスタン
模式種:A.salsopaludalis
他の種:-
誤認種:A.sulcidens
[解説]
アジア(主にウズベキスタンやモンゴル)の白亜紀後期の地層から発見された小型の角竜類です。体長は約1メートル以下と推定され、植物食性の恐竜でした。化石は断片的で、短いフリルや小さなフリルを持っていたと考えられますが、詳細な姿は不明です。分類には議論があり、プロトケラトプス類とされることもあります。アジアにおける角竜類の進化や分布を知るうえで重要な恐竜とされています。
学名:Asiatosaurus [nomen dubium]
意味:アジアのトカゲ
全長:- 重さ:- 食性:植物食
分布:中国、モンゴル
模式種:A.mongoliensis
他の種:A.kwangshiensis
誤認種:-
[解説]
モンゴルの白亜紀前期の地層から発見され、アジアで初めて命名された竜脚類として知られています。1923年にロイ・チャップマン・アンドリュース率いるアメリカ自然史博物館の探検隊がモンゴル・ゴビ砂漠で発見した歯に基づいて命名されました。化石は歯のみで非常に断片的なため、形態や系統的位置付けなど不明な点が多く疑問名(nomen dubium)とされています。また、1959年には中国から別種のA. kwangshiensisが発見されましたが、これも歯に基づく不完全な標本で、同属とみなすかどうか議論があります。
学名:Agilisaurus
意味:身の軽いトカゲ
分類:鳥盤目・鳥脚亜目・ヒプシロフォドン科
全長:約1.2m 重さ:約40kg 食性:植物食
分布:中国
模式種:A.louderbacki
他の種:-
誤認種:A.multidens
[解説]
中国のジュラ紀中期の地層から発見された二足歩行性の小型植物食恐竜です。尾は長く剛直でバランスを取る役割を果たしました。歯の形態や顎の構造から植物食恐竜だと考えられています。化石は中国自貢恐竜博物館建設中にほぼ完全な状態で発見され、その後同博物館に展示されています。
学名:Astrodon
意味:星の歯
全長:約10〜12m 重さ:- 食性:植物食
分布:アメリカ
模式種:A.johnstoni
他の種:-
誤認種:A.montanus , A.nanus , A.pusillus , A.valdensis
[解説]
北アメリカの白亜紀前期の地層から発見された大四足歩行の植物食恐竜です。発見された化石は歯や断片的なものに限られています。これまでブラキオサウルスなど他の竜脚類と混同されることもありましたが、独自の特徴を持つことが確認されています。
学名:Azendohsaurus
意味:アゼンド村(モロッコ)のトカゲ
全長:約1.8〜2m? 重さ:- 食性:植物食
分布:モロッコ
模式種:A.laaroussi
他の種:-
誤認種:-
[解説]
北アフリカ・モロッコの三畳紀後期の地層から発見された草食性の非恐竜型の主竜類です。1972年、モロッコのアゼンド村近くで発見された化石に基づき記載されました。最初はその葉状歯や下顎の構造から原始的な竜脚形類だと考えられていましたが、後に恐竜ではなく、恐竜に近縁な非恐竜型の主竜類(non-dinosaurian archosaur)であることが分かりました。
学名:Adasaurus
意味:アダ(悪魔)のトカゲ
生息していた時代:白亜紀後期 / カンパニア期〜マーストリヒト期
分類:竜盤目・獣脚亜目・ディノニコサウルス下目・ドロマエオサウルス科
全長:約2m 重さ:約15kg 食性:肉食
分布:モンゴル
模式種:A.mongoliensis
他の種:-
誤認種:A.montanus , A.nanus , A.pusillus , A.valdensis
[解説]
モンゴルの白亜紀後期の地層から発見された小型の二足歩行の肉食恐竜です。発見されたのはゴビ砂漠のネメグト層からで、頭骨の一部、椎骨、骨盤、後肢などを含みます。本属は他のドロマエオサウルス科と同様に、第二趾の大きく湾曲した鎌状の鉤爪を持ちますが、爪の形状はやや短く頑丈で、他種とは異なる特徴とされます。分かっていないことも多く、今も研究が続けられています。
学名:Adamantisaurus
意味:アダマンティナ(地層名)のトカゲ
生息していた時代:白亜紀後期 / カンパニア期〜マーストリヒト期
全長:約10〜15m 重さ:- 食性:植物食
分布:ブラジル
模式種:A.mezzalirai
他の種:-
誤認種:-
[解説]
ブラジルの白亜紀後期(約7,000万年前)の地層から発見された大型の四足歩行の植物食恐竜です。発見された化石は尾椎6個のみで、非常に断片的です。そのため、正確な体の構造や分類上の位置づけには不確定な点が多く、議論が交わされています。しかし、椎骨の特徴からティタノサウルス類であると考えられ、推定体長は約10~15メートルで、大型の植物食恐竜だったと思われます。
学名:Atlascopcosaurus
意味:アトラス・コプコ(鉱山会社名)のトカゲ
分類:鳥盤目・鳥脚亜目・ヒプシロフォドン科
全長:約2〜3m 重さ:- 食性:植物食
分布:オーストラリア
模式種:A.loadsi
他の種:A.sp.
誤認種:-
[解説]
オーストラリア・ビクトリア州の白亜紀前期の地層から発見された二足歩行性の小型植物食恐竜です。部分的な下顎骨や歯の化石から知られています。オーストラリアで発見された原始的なの鳥脚類の一つであり、白亜紀前期の南半球における恐竜の多様性や生態系の研究に重要な恐竜です。
学名:Anasazisaurus
意味:古代のトカゲ
分類:鳥盤目・鳥脚亜目・ハドロサウルス科
全長:約10m 重さ:- 食性:植物食
分布:アメリカ
模式種:A.horneri
他の種:-
誤認種:-
[解説]
北アメリカ・ニューメキシコ州の白亜紀後期の地層から発見された植物食恐竜です。当初クリトサウルス・ホルネリ(Kritosaurus horneri)として記載された部分的な頭骨を再検討した結果、新属として1992年に命名されました。頭骨の鼻骨部分が高く盛り上がった独特の隆起が特徴で、これはクレストの一種と考えられています。他のハドロサウルス類と同様に二足・四足歩行を使い分け、主に植物を食べ、群れで生活していたと推測されます。研究者の中には、アナサジサウルスはクリトサウルスあるいはグリポサウルスの※ポッシブルシノニム(Possible Subjective Synonym)であると考える人もいます。
※化石や標本の形態比較や系統解析の結果、研究者の判断(意見)に基づいて「これは同じ種の可能性がある」と判断されるが証拠不足や資料の欠如により、確定できない標本です。
学名:Animantarx
意味:活動する要塞
記載:カーペンター、 カークランド、 バージ & バード, 1999
全長:約3m 重さ:- 食性:植物食
分布:アメリカ
模式種:A.ramaljonesi
他の種:-
誤認種:-
[解説]
北アメリカ・ユタ州の白亜期後期の※地層(シーダー・マウンテン層)から発見された四足歩行性の植物食恐竜。全身が厚い装甲に覆われているため、動きが遅かったと考えられます。全長は約3メートル、頭骨は約25センチと比較的小型で、尾にはアンキロサウルス類のような棍棒はありませんでした。
※シーダー・マウンテン層は多種多様な脊椎動物の化石産地であり、魚類や両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類の化石も見つかっています。これらの化石や地層の特徴から、当時この地域は水が豊富な湿潤な環境であったことが示唆されています。また、この地域で発見される化石はわずかに放射性を帯びていることがよくあり、実際にアニマンタルクスの化石はこの地域での放射線探査の最中に発見されました。
学名:Anoplosaurus
意味:鎧を着ていないトカゲ
全長:- 重さ:- 食性:植物食
分布:イギリス
模式種:A.curtonotus
他の種:-
誤認種:-
[解説]
イギリスの白亜紀前期の地層から発見された四足歩行性の大型植物食恐竜。発見された化石資料は、下顎や肋骨の断片、上腕骨と大腿骨、椎骨、肩帯の一部、さらに足部や脛骨の骨片から成ります。当初は鳥脚類とされていましたが、後の研究でノドサウルス科に属する植物食恐竜であったと訂正されました。アンキロサウルス類のような尾の棍棒を持っていませんでしたが、骨質の皮膚板からなる装甲を備えていました。
学名:Abavornis
意味:-
分類:竜盤目・獣脚亜目・コエルロサウルス下目・コンフーシウソルニス科?
全長:- 重さ:- 食性:-
分布:-
模式種:A.bonaparti
他の種:A.sp.
誤認種:-
[解説]
ウズベキスタンの白亜紀後期の地層から発見された原始的な鳥類です。おそらくエナンティオルニス類の一員であったと考えられますが、発見された化石が烏口骨(coracoid)のみと断片的であるため、その分類は暫定的なものです。多くの他の鳥類と同様に、アバヴォルニスも昆虫や果実を食べていた可能性が高いと考えられます。
学名:Apatosaurus
意味:人をまよわすトカゲ
生息していた時代:ジュラ紀後期 / キンメリッジ期〜チトン期
全長:約21m 重さ:約20〜30t 食性:植物食
分布:アメリカ
模式種:A.ajax
他の種:-
誤認種:-
[解説]
北アメリカ・コロラド州などのジュラ紀後期の地層から発見された四足歩行性の大型植物食恐竜です。長い尾は82個の尾椎からなり、ディプロドクスの尾よりも長かったと考えられます。前肢は後肢よりもやや長く、頸椎はディプロドクスよりも広く、肢骨もがっしりしており、頑丈なつくりをしていました。
学名:Abrictosaurus
意味:油断のないトカゲ
生息していた時代:ジュラ紀前期 / エッタンジュ期〜シネムール期
分類:鳥盤目・鳥脚亜目・ヘテロドントサウルス科
全長:約1.2m 重さ:- 食性:植物食
分布:レソト(南アフリカ)
模式種:A.consors
他の種:-
誤認種:-
[解説]
南アフリカ・レソトのジュラ紀前期の地層から発見された二足歩行性の小型植物食恐竜です。※機能の異なる歯を持ち、前歯に小さな犬歯状の歯を、奥歯に臼歯状の歯を備え、多様な植物食に適応していたと考えられます。犬歯は近縁種より小さく、より草食性に偏っていたとされます。主に植物を食べましたが、昆虫などを補助的に摂取した可能性もあります。群れで行動し、捕食者から素早く逃げる能力を備えていたと考えられます。
※異歯性(heterodonty)のこと
学名:Afrovenator
意味:アフリカの狩人
記載:セレノ、 ウィルソン、 ラーソン、 デュティエル & ズーエス, 1994
分類:竜盤目・獣脚亜目・カルノサウルス下目・メガロサウルス科?
全長:約8〜9m 重さ:- 食性:肉食
分布:ニジェール
模式種:A.abakensis
他の種:-
誤認種:-
[解説]
北アフリカのジュラ紀中期の地層から発見された大型肉食恐竜です。鎌状の三本指の手と最大20cmの鋭利なナイフのような歯を持ち、北アメリカのジュラ紀後期に生息していたアロサウルスに似た姿をしています。比較的完全な骨格が見つかっており、頭骨の大部分、脊椎の一部、前肢の一部、骨盤の一部、後肢の一部が知られています。河川や氾濫原が広がる半乾燥地帯で、多様な大型草食恐竜を捕食していたと考えられています。
学名:Abelisaurus
意味:アベル(人名)のトカゲ
分類:竜盤目・獣脚亜目・カルノサウルス下目・アベリサウルス科
全長:約8m 重さ:約1.5〜2t 食性:肉食
分布:アルゼンチン
模式種:A.comahuensis
他の種:-
誤認種:-
[解説]
アルゼンチンの白亜紀後期の地層から発見された大型肉食恐竜です。これまでに発見された化石は、頭骨1点のみで、口蓋の一部は欠損しています。頭骨にはカルノタウルスなど他のアベリサウルス科恐竜に見られる骨質のこぶや角は確認されていませんが、鼻や目の上に角質からなる突起(鶏冠のようなもの)があった可能性があります。アベリサウルス科は今日の南半球に分布し、独特の頭骨構造を持つのが特徴です。
学名:Amazonsaurus
意味:アマゾン(南米の熱帯雨林)のトカゲ
全長:約10m 重さ:- 食性:植物食
分布:ブラジル
模式種:A.maranhensis
他の種:-
誤認種:-
[解説]
ブラジル・マランハン州の白亜紀前期の地層から発見された中型の植物食恐竜です。椎骨や骨盤、尾の一部など断片的な化石によって記載されました。骨の特徴からディプロドクス類だと考えられますが、より原始的な特徴をもっており、レッバキサウルス類だとする説もあります。白亜紀初期のゴンドワナ大陸(特に南米)における初期竜脚類の進化と分布を知るうえで重要な存在です。
学名:Amargasaurus
意味:ラ・アマルガ(アルゼンチンの川)のトカゲ
分類:竜盤目・竜脚形亜目・竜脚下目・ディクラエオサウルス科
全長:約9m 重さ:- 食性:植物食
分布:アルゼンチン
模式種:A.cazaui
他の種:A.groeben
誤認種:-
[解説]
アルゼンチンの白亜紀前期の地層から発見された12mぐらいの中型の竜脚類です。最大の特徴は、首から背中にかけて二列に並んだ非常に長い棘突起(神経棘)で、これは竜脚類の中でも特異な構造です。この棘突起は皮膜でつながり帆状になっていた可能性や、角質で覆われ角のように突き出していた可能性があり、体温調節、種内ディスプレイ、威嚇、あるいは防御など多様な機能が議論されています。比較的短い首と頑丈な体を持ち、低い位置の植物を食べる植物食恐竜であったと考えられます。その独特な形態は竜脚類の形態的多様性と進化的適応の一例であり、南アメリカにおける白亜紀前期の恐竜の多様性や当時の環境を知る上で重要な発見とされています。
学名:Amygdalodon [nomen dubium]
意味:アーモンド状の歯
全長:約12〜15m 重さ:- 食性:植物食
分布:アルゼンチン
模式種:A.patagonicus
他の種:-
誤認種:-
[解説]
南アメリカ・アルゼンチンのジュラ紀中期の地層から発見された四足歩行性の植物食恐竜です。非常に断片的な部分骨格のみが知られています。化石は保存状態が悪く、数本の歯、頸椎1個、背椎3個、仙椎1個、尾椎2個、その他数点のみから知られています。しかし、これらの骨は単一個体のものではなく、サイズの異なる複数の個体が混ざっている可能性や、他の属の恐竜の骨が混ざっている可能性も示唆されています。このため、正確な形態や分類は依然として不明瞭で、さらなる化石の発見や研究が求められています。
学名:Amtosaurus [nomen dubium]
意味:アムトガイのトカゲ
分類:鳥盤目・鳥脚亜目・ハドロサウルス科
全長:約7m 重さ:- 食性:植物食
分布:モンゴル、ウズベキスタン?
模式種:A.magnus
他の種:A.archibaldi
誤認種:-
[解説]
モンゴルの白亜期後期の地層から発見された二足歩行性の植物食恐竜です。発見されたのは頭骨の一部のみで、非常に断片的です。当初は頭骨の形態からアンキロサウルス類と考えられていましたが、その後の研究でハドロサウルス類であることが示唆されました。しかし残存部位が少なく診断的特徴に乏しいため、系統的位置は不確かで、現在では無効名(nomen dubium)とみなされることが多いです。この属の第2の種であるアムトサウルス・アルキバルディ Amtosaurus archibaldiは、アムトサウルスとは無関係であることが分かり、アンキロサウルス科のビセクティペルタ Bissektipelta として再記載されました。
学名:Aragosaurus
意味:アラゴン(スペインの地名)のトカゲ
記載:サンス、 バスカリオーニ、 カザノヴァ & サンタフェ, 1987
全長:約18m 重さ:約15t 食性:植物食
分布:スペイン
模式種:A.ischiatus
他の種:-
誤認種:-
[解説]
スペインの白亜紀前期の地層から発見された四足歩行性の大型植物食恐竜です。全長は約18メートル、体重は約15トンと推定される。歯は縦の溝をもつ匙状で、尾の最初の数個の椎骨は頑丈で神経棘状の突起を備え、尾の基部上部で強い腱や靭帯を支えていたと考えられます。カマラサウルス科の恐竜は世界各地で発見されており、アラゴサウルスの発見は、ジュラ紀末から白亜紀初頭にかけて、すべての大陸がパンゲアという大きな陸塊を形成していたという説を裏付けるものです。
学名:Alxasaurus
意味:アラシャン(中国の地名)のトカゲ
分類:竜盤目・獣脚亜目・コエルロサウルス下目・アラシャサウルス科
全長:約3.5〜4m 重さ:約350〜400kg 食性:植物食
分布:中国
模式種:A.elesitaiensis
他の種:-
誤認種:-
[解説]
中国(内モンゴル自治区)の白亜紀前期の地層から発見された二足歩行の捕食性あるいは植物食恐竜。長い首や短い尾、前肢にある大きな鉤爪などが特徴です。テリジノサウルス類特有の形質と、基盤的な獣脚類の特徴を併せ持ち、肉食中心の獣脚類から草食性に進化する過程なのではないかと考えられている。口がクチバシ状であった点や長い消化管を収める構造、枝を引き寄せるのに適した長大な爪などから、主に植物を食べていたと考えられるが、場合によっては動物性の食物も補助的に摂取していた可能性がある。
学名:Alaskacephale
意味:アラスカ(アメリカの地名)の頭
分類:鳥盤目・周飾頭亜目・堅頭下目・パキケファロサウルス科
全長: 重さ: 食性:植物食
分布:アメリカ
模式種:A.gangloffi
他の種:-
誤認種:-
[解説]
アメリカのアラスカ州の白亜紀後期の地層から発見された二足歩行性の植物食恐竜。知られている中でも比較的小型のパキケファロサウルス類に属する。頭骨以外の化石は発見されていないので詳細なことはわかっていない。
学名:Alamosaurus
意味:アラモ(アメリカの地名)のトカゲ
全長:約21m 重さ:約30t 食性:植物食
分布:アメリカ
模式種:A.sanjuanensis
他の種:-
誤認種:-
[解説]
北アメリカの白亜紀後期の地層から発見された四足歩行の大型植物食恐竜。北アメリカで白亜紀後期まで生息していた唯一の竜脚類であり、白亜紀末の大量絶滅直前に生きていた最後の大型竜脚類の一つと考えられている。1922年に記載されてからもアメリカ各地で化石が発見されるが、不完全なものが多かった。しかし、2002年にテキサス州で若い個体の比較的まとまった化石が発見され、成体の体長や体重が推定されたことによって、アルゼンチノサウルスやプエルタサウルスに匹敵する大きさに達したことが示唆されている。
学名:Aralosaurus
意味:アラル(カザフスタンの地名)のトカゲ
記載:ロジェストベンスキー, 1968
分類:鳥盤目・鳥脚亜目・ハドロサウルス科
全長:6〜8m 重さ:- 食性:植物食
分布:カザフスタン
模式種:A.tuberiferus
他の種:-
誤認種:-
[解説]
カザフスタンの白亜紀後期の地層から発見された植物食恐竜。鼻の上に細長い骨質の隆起を持ち、グリポサウルスやマイアサウラに似た特徴を備えていました。不完全な頭骨しか発見されておらず、分類など曖昧なところがあります。顎には約30列に並ぶ小さな歯が合計1000本近く存在し、硬い植物も効率よくすり潰すことができたと推測されています。
学名:Alioramus
意味:別の枝
分類:竜盤目・獣脚亜目・コエルロサウルス下目・ティラノサウルス科
全長:約6m 重さ:- 食性:肉食
分布:モンゴル
模式種:A.remotus
他の種:A.altai
誤認種:-
[解説]
モンゴルの白亜紀後期の地層から発見された肉食恐竜。頭骨の一部や3本の足の骨(中足骨)から知られています。ティラノサウルス科のティラノサウル亜科に属し、長い吻部と多数の歯を持つ点から、タルボサウルスに近縁であると考えられています。
学名:Arrhinoceratops
意味:角のない顔
全長:6〜8m 重さ: 食性:植物食
分布:カナダ
模式種:A.brachyops
他の種:-
誤認種:A.utahensis
[解説]
カナダのアルバータ州で発見された四足歩行の植物食恐竜。下顎を欠くもののほぼ完全な頭骨に基づき、1925年にウィリアム・アーサー・パークスによってアリノケラトプス・ブラキオプスと命名されました。全長は約4.5メートル、体重は約1.3トンと推定され、比較的小型のケラトプス類でした。
学名:Aliwalia
意味:アリワルノース(南アフリカの地名)のもの
全長:約10〜12m? 重さ:- 食性:肉食
分布:南アフリカ
模式種:A.rex
他の種:-
誤認種:-
[解説]
学名:Argyrosaurus
意味:銀のトカゲ
生息していた時代:白亜紀後期 / カンパニア期〜マーストリヒト期
全長:約20〜30m 重さ:- 食性:植物食
分布:アルゼンチン、ウルグアイ
模式種:A.superbus
他の種:-
誤認種:-
[解説]
学名:Algoasaurus [nomen dubium]
意味:アルゴア湾のトカゲ
生息していた時代:ジュラ紀後期〜白亜紀前期 / チトン期〜ヴァランジュ期
全長:約9m 重さ:- 食性:植物食
分布:南アフリカ
模式種:A.bauri
他の種:-
誤認種:-
[解説]
南アフリカから発見された四足歩行性の植物食恐竜です。1903年頃、現在の南アフリカ東ケープ州で鉄道建設中に偶然化石が発見され、1904年にスコットランド出身の古生物学者ロバート・ブルームによって記載されました。化石の多くは工事中に破壊され、現存する資料は胴椎や肋骨の断片などごく一部に限られています。そのため分類学的位置づけは不明確で、椎骨の特徴などから、ティタノサウルス類に近いと考えられていますが、決定的な証拠には乏しく、属としての独自性には疑問があります。アフリカ南部で最初に記載された竜脚類として、歴史的に重要な存在です。
学名:Arstanosaurus [nomen dubium]
意味:アルスタン(カザフスタンの地名)のトカゲ
分類:鳥盤目・鳥脚亜目・ハドロサウルス科?
全長:約13〜15m 重さ:- 食性:植物食
分布:カザフスタン
模式種:A.akkurganensis
他の種:-
誤認種:-
[解説]
カザフスタンの白亜紀後期(約8900万年前)の地層から発見された植物食性の恐竜です。部分的な頭骨と顎の一部と断片的な化石しか発見されていないため明確なことは分かっていません。恐らくハドロサウルス類だと思われますが角竜類である可能性もあります。不完全な化石に基づくため、正確な系統的位置づけは困難であり、一部では疑問名とされることもあります。
学名:Argentinosaurus
意味:アルゼンチンのトカゲ
生息していた時代:白亜紀前期〜後期 / オーブ期〜セノマン期
全長:約26m 重さ:約35t 食性:植物食
分布:アルゼンチン
模式種:A.huinculensis
他の種:-
誤認種:-
[解説]
アルゼンチンで発見された四足歩行性の大型植物食恐竜。わずかな化石しか発見されていないものの、その巨大さを推定するには十分な資料が得られている。発見された骨は非常に印象的で、背椎のひとつは成人の身長と同じほどの大きさである。他には骨盤、後脚の骨の一部などが知られている。発見当初は全長40m、体重100tとも推定されたが、これは誇張であり、近年の研究(ラペトサウルス、サルタサウルス、オピストコエリカウディアなどとの比較)で最大でも全長26m、体重30~35t前後であったと考えられる。
学名:Altirhinus
意味:高い鼻
分類:鳥盤目・鳥脚亜目・イグアノドン科
全長:約8m 重さ:- 食性:植物食
分布:モンゴル
模式種:A.kurzanovi
他の種:-
誤認種:A.orientalis
[解説]
モンゴル・ゴビ砂漠の白亜紀前期の地層から発見された四足、時に二足歩行の植物食恐竜。1981年にソ連・モンゴル合同調査隊によって発掘されました。最大の特徴は高く盛り上がった鼻で、これはイグアノドン類の中でもより進化的なハドロサウルス科に見られるクレスト(頭部の隆起)の原型とも考えられています。当初はイグアノドンの一種とされていましたが、1998年にイギリスの古生物学者デヴィッド・ノーマンによってアルティリヌスと命名されました。
学名:Albertosaurus
意味:アルバータ(カナダの地名)のトカゲ
生息していた時代:白亜紀後期 / カンパニア期〜マーストリヒト期
分類:竜盤目・獣脚亜目・コエルロサウルス下目・ティラノサウルス科
全長:約9m 重さ:約1.8〜2.5t 食性:肉食
分布:カナダ、アメリカ
模式種:A.sarcophagus
他の種:A.grandis
誤認種:A.arctunguis , A.incrassatus , A.lancensis , A.libratus , A.megagracilis , A.novoj
[解説]
学名:Alvarezsaurus
意味:アルバレツ(人名)のトカゲ
分類:竜盤目・獣脚亜目・コエルロサウルス下目・アルバレッツサウルス科
全長:約2m 重さ:- 食性:肉食
分布:アルゼンチン
模式種:A.calvoi
他の種:-
誤認種:-
[解説]
学名:Albisaurus
意味:白いトカゲ
全長:- 重さ:- 食性:植物食
分布:
模式種:A.albinus
他の種:A.scutifer
誤認種:-
[解説]
学名:Alwalkeria
意味:エリック・ウォーカーのもの
分類:ヘレラサウルス目・?(不明)亜目・ヘレラサウルス科?
全長:- 重さ:- 食性:肉食
分布:インド
模式種:A.maleriensis
他の種:-
誤認種:-
[解説]
学名:Alectrosaurus
意味:独身のトカゲ
分類:竜盤目・獣脚亜目・コエルロサウルス下目・ティラノサウルス科
全長:約5m 重さ:- 食性:肉食
分布:中国、モンゴル
模式種:A.olseni
他の種:-
誤認種:A.periculosus
[解説]
学名:Alocodon
意味:翼のような歯
分類:鳥盤目・鳥脚亜目・ヒプシロフォドン科
全長:約1m 重さ:- 食性:植物食
分布:ポルトガル
模式種:A.kuehni
他の種:-
誤認種:-
[解説]
学名:Allosaurus
意味:変わったトカゲ
生息していた時代:ジュラ紀後期 / キンメリッジ期〜チトン期
全長:約12m 重さ:約1〜5t 食性:肉食
分布:アメリカ、ポルトガルなど
模式種:A.fragilis
他の種:A.atrox , A.ferox
誤認種:-
[解説]
学名:Angaturama
意味:高貴なもの
分類:竜盤目・獣脚亜目・カルノサウルス下目・スピノサウルス科
全長:- 重さ:- 食性:肉食
分布:ブラジル
模式種:A.limai
他の種:-
誤認種:-
[解説]
学名:Anchiceratops
意味:同じような角のある頭
生息していた時代:白亜紀後期 / カンパニア期〜マーストリヒト期
全長:約4〜6m 重さ:- 食性:植物食
分布:カナダ
模式種:A.ornatus
他の種:-
誤認種:A.longirostris
[解説]
学名:Anchisaurus
意味:トカゲに近いもの
生息していた時代:ジュラ紀前期 / プリエンスバック期〜トアルス期
全長:約1.5〜2m 重さ:約25〜30kg 食性:植物食
分布:アメリカ、中国
模式種:A.polyzelus
他の種:-
誤認種:A.capensis , A.colurus , A.major , A.sinensis , A.solus
[解説]
学名:Ankylosaurus
意味:結合したトカゲ
全長:約9〜11m 重さ:- 食性:植物食
分布:カナダ
模式種:A.magniventris
他の種:-
誤認種:A. acinacodens , A.tutus
[解説]
学名:Anserimimus
意味:ガチョウもどき
生息していた時代:白亜紀後期 / カンパニア期〜マーストリヒト期
分類:竜盤目・獣脚亜目・オルニトミモサウルス下目・オルニトミムス科
全長:約8m 重さ:- 食性:-
分布:モンゴル
模式種:A.planinychus
他の種:-
誤認種:-
[解説]
アンセリミムスは、モンゴルの白亜紀後期(カンパニア期〜マーストリヒト期)の地層から発見されたオルニトミムス科 (Ornithomimidae) の獣脚類恐竜である。細身で素早く走り、おそらく雑食性であったと考えられる。化石から他のオルニトミムス科の恐竜と比べ前肢がより頑丈で強力であったことが分かっている。
学名:Antarctosaurus
意味:南方のトカゲ
生息していた時代:白亜紀後期 / カンパニア期〜マーストリヒト期
全長:約18〜20m 重さ:約40〜50t 食性:植物食
分布:インド、カザフスタンなど
模式種:A.brasiliensis
他の種:A.jaxarticus
誤認種:A.giganteus , A.septentrionalis
[解説]
学名:Andesaurus
意味:アンデス山脈のトカゲ
生息していた時代:白亜紀前期の末期〜白亜紀後期の初期 / オーブ期〜セノマン期
分類:竜盤目・竜脚形亜目・竜脚下目・ティタノサウルス科・アンデサウルス科
全長:約18m 重さ:- 食性:植物食
分布:アルゼンチン
模式種:A.delgadoi
他の種:-
誤認種:-
[解説]
学名:Amphicoelias
意味:末端にへこんだ椎骨を持ったもの
生息していた時代:ジュラ紀後期 / キンメリッジ期〜チトン期
全長:約20〜50m 重さ:- 食性:植物食
分布:アメリカ
模式種:A.altus
他の種:A.fragillimus
誤認種:A.latus
[解説]