アベリサウルス
学名:Abelisaurus
意味:アベル(人名)のトカゲ
記載:ボナパルテ & ノーバス, 1985
生息していた時代:白亜紀後期 / マーストリヒト期
分類:竜盤目・獣脚亜目・カルノサウルス下目・アベリサウルス科
全長:約8m 重さ:約1.5〜2t 食性:肉食
分布:アルゼンチン
模式種:A.comahuensis
他の種:-
誤認種:-
[解説]
アルゼンチンの白亜紀後期の地層から発見された大型肉食恐竜です。これまでに発見された化石は、頭骨1点のみで、口蓋の一部は欠損しています。頭骨にはカルノタウルスなど他のアベリサウルス科恐竜に見られる骨質のこぶや角は確認されていませんが、鼻や目の上に角質からなる突起(鶏冠のようなもの)があった可能性があります。アベリサウルス科は今日の南半球に分布し、独特の頭骨構造を持つのが特徴です。
<参考文献>
デヴィッド・ランバート&ダイアグラム・グループ(岡崎淳子 訳)『恐竜データブック』1992 、大日本絵画
冨田幸光『小学館の図鑑NEO 恐竜』2002 、小学館
冨田幸光『小学館の図鑑NEO〔新版〕恐竜』2014 、小学館
<参考Webページ>
Robert Margulski『DINOSAUR GENERA』http://www.dinosaurs-on-stamps.info/d-genera.html
Uwe Jelting『Dinodata.de』https://dinodata.de/index.php