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管理人が博物館や博覧会などで撮影してきた写真をご紹介。博物館や博覧会に行く機会のある方はご訪問された後ご覧になることをおすすめします。ネタバレ注意です。

アルゴアサウルス

学名:Algoasaurus [nomen dubium]

意味:アルゴア湾のトカゲ

記載:ブルーム, 1904

生息していた時代:ジュラ紀後期白亜紀前期 / チトン期ヴァランジュ期

分類:竜盤目・竜脚形亜目・竜脚下目?(不明)科

全長:約9m    重さ:-    食性:植物食

分布:南アフリカ

模式種:A.bauri

他の種:-

誤認種:-

[解説]

南アフリカから発見された四足歩行性の植物食恐竜です。1903年頃、現在の南アフリカ東ケープ州で鉄道建設中に偶然化石が発見され、1904年にスコットランド出身の古生物学者ロバート・ブルームによって記載されました。化石の多くは工事中に破壊され、現存する資料は胴椎や肋骨の断片などごく一部に限られています。そのため分類学的位置づけは不明確で、椎骨の特徴などから、ティタノサウルス類に近いと考えられていますが、決定的な証拠には乏しく、属としての独自性には疑問があります。アフリカ南部で最初に記載された竜脚類として、歴史的に重要な存在です。

<参考文献>
デヴィッド・ランバート&ダイアグラム・グループ(岡崎淳子 訳)『恐竜データブック』1992 、大日本絵画
冨田幸光『小学館の図鑑NEO 恐竜』2002 、小学館
冨田幸光『小学館の図鑑NEO〔新版〕恐竜』2014 、小学館

<参考Webページ>
Robert Margulski『DINOSAUR GENERA』http://www.dinosaurs-on-stamps.info/d-genera.html
Uwe Jelting『Dinodata.de』https://dinodata.de/index.php