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管理人が博物館や博覧会などで撮影してきた写真をご紹介。博物館や博覧会に行く機会のある方はご訪問された後ご覧になることをおすすめします。ネタバレ注意です。

アニマンタルクス

学名:Animantarx

意味:活動する要塞

記載:カーペンターカークランドバージ & バード, 1999

生息していた時代:白亜紀後期 / セノマン期チューロン期

分類:鳥盤目・装盾亜目・曲竜下目ノドサウルス科

全長:約3m    重さ:-    食性:植物食

分布:アメリカ

模式種:A.ramaljonesi

他の種:-

誤認種:-

[解説]

北アメリカ・ユタ州の白亜期後期の※地層(シーダー・マウンテン層)から発見された四足歩行性の植物食恐竜。全身が厚い装甲に覆われているため、動きが遅かったと考えられます。全長は約3メートル、頭骨は約25センチと比較的小型で、尾にはアンキロサウルス類のような棍棒はありませんでした。

※シーダー・マウンテン層は多種多様な脊椎動物の化石産地であり、魚類や両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類の化石も見つかっています。これらの化石や地層の特徴から、当時この地域は水が豊富な湿潤な環境であったことが示唆されています。また、この地域で発見される化石はわずかに放射性を帯びていることがよくあり、実際にアニマンタルクスの化石はこの地域での放射線探査の最中に発見されました。

<参考文献>
デヴィッド・ランバート&ダイアグラム・グループ(岡崎淳子 訳)『恐竜データブック』1992 、大日本絵画
冨田幸光『小学館の図鑑NEO 恐竜』2002 、小学館
冨田幸光『小学館の図鑑NEO〔新版〕恐竜』2014 、小学館

<参考Webページ>
Robert Margulski『DINOSAUR GENERA』http://www.dinosaurs-on-stamps.info/d-genera.html
Uwe Jelting『Dinodata.de』https://dinodata.de/index.php