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管理人が博物館や博覧会などで撮影してきた写真をご紹介。博物館や博覧会に行く機会のある方はご訪問された後ご覧になることをおすすめします。ネタバレ注意です。

アールドニクス

学名:Aardonyx

意味:地球のつめ

記載:イェーツボナンネヴェリングチンサミー & ブラックビアード, 2009

生息していた時代:ジュラ紀前記 / トアルス期

分類:竜盤目・竜脚形亜目・原竜脚下目?(不明)科

全長:約6.5m    重さ:約800kg    食性:植物食

分布:南アフリカ

模式種:A.celestae

他の種:-

誤認種:-

[解説]

南アフリカのジュラ紀前期(約1億9500万年前)の地層から発見された原始的な竜脚類である。基本的には二足歩行だったが、前肢も比較的発達しており、四足歩行も可能だったと考えられている。これは、のちの巨大な竜脚類へと進化する過程の恐竜であり、重要な存在とされる。頭部は小さく、首が長いのは竜脚類の典型的な特徴で植物を効率よく食べるのに適していた。また、植物をすりつぶすのに適した歯と顎の構造を持っており、竜脚形類の進化、特に歩行様式と摂食行動の変化を理解する上で非常に重要な発見であるとされる。

<参考文献>
デヴィッド・ランバート&ダイアグラム・グループ(岡崎淳子 訳)『恐竜データブック』1992 、大日本絵画
冨田幸光『小学館の図鑑NEO 恐竜』2002 、小学館
冨田幸光『小学館の図鑑NEO〔新版〕恐竜』2014 、小学館

<参考Webページ>
Robert Margulski『DINOSAUR GENERA』http://www.dinosaurs-on-stamps.info/d-genera.html
Uwe Jelting『Dinodata.de』https://dinodata.de/index.php