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管理人が博物館や博覧会などで撮影してきた写真をご紹介。博物館や博覧会に行く機会のある方はご訪問された後ご覧になることをおすすめします。ネタバレ注意です。

アクロカントサウルス

学名:Acrocanthosaurus

意味:高い突起のあるトカゲ

記載:ストーヴァル & ラングストン, 1950

生息していた時代:白亜紀前期 / アプト期オーブ期

分類:竜盤目・獣脚亜目・カルノサウルス下目アロサウルス科

全長:約8〜12m    重さ:約6t    食性:肉食

分布:アメリカ

模式種:A.atokensis

他の種:-

誤認種:-

[解説]

北アメリカのオクラホマ州とテキサス州の白亜紀前期の地層から発見された大型肉食恐竜です。ティラノサウルス類が現れる前の時代では、北アメリカにおける生態系の頂点でした。最大の特徴は背中の椎骨の神経棘が非常に高く、これが筋肉や靭帯を支える隆起を形成していた点です。この構造は体温調節や威嚇・誇示、強力な背筋の保持など、複数の役割を果たした可能性があります。形態的にはアロサウルス科またはカルカロドントサウルス科に近縁で、頑丈な頭骨と鋭い歯を備え、大型草食恐竜を捕食していたと考えられます。

<参考文献>
デヴィッド・ランバート&ダイアグラム・グループ(岡崎淳子 訳)『恐竜データブック』1992 、大日本絵画
冨田幸光『小学館の図鑑NEO 恐竜』2002 、小学館
冨田幸光『小学館の図鑑NEO〔新版〕恐竜』2014 、小学館

<参考Webページ>
Robert Margulski『DINOSAUR GENERA』http://www.dinosaurs-on-stamps.info/d-genera.html
Uwe Jelting『Dinodata.de』https://dinodata.de/index.php