DINO LAND
トップページ >恐竜データ>  テ

管理人が博物館や博覧会などで撮影してきた写真をご紹介。博物館や博覧会に行く機会のある方はご訪問された後ご覧になることをおすすめします。ネタバレ注意です。

アウブリソドン

学名:Aublysodon [nomen dubium]

意味:鈍い歯

記載:ライディー, 1868

生息していた時代:白亜紀後期 / カンパニア期マーストリヒト期

分類:竜盤目・獣脚亜目・カルノサウルス下目アウブリソドン科

全長:約4〜5m    重さ:約0.2t    食性:肉食

分布:アメリカ、カナダ、中国

模式種:A.mirandis

他の種:A.amplus,  A.cristatus

誤認種:A.explanatus,  A.grandis,  A.horridus,  A.huoyanshanensis,  A.lancensis,  A.lancinator,  A.lateralis

[解説]

北アメリカの白亜紀後期の地層から発見された肉食恐竜です。1856年にジョセフ・ライディによって、モンタナ州で発見された単一の歯化石に基づきアウブリソドン・ミランダスと命名されました。 歯は強く後方に湾曲し、切縁の鋸歯がほとんどないという特徴を持ち、当初は独自の属と考えられました。しかし、その後の研究でこの形態はティラノサウルス科の幼体の歯に見られる特徴であることが分かりました。そのため、アウブリソドンを独自の属そして認められるほどの特徴はなく、現在では無効名とされています。

<参考文献>
デヴィッド・ランバート&ダイアグラム・グループ(岡崎淳子 訳)『恐竜データブック』1992 、大日本絵画
冨田幸光『小学館の図鑑NEO 恐竜』2002 、小学館
冨田幸光『小学館の図鑑NEO〔新版〕恐竜』2014 、小学館

<参考Webページ>
Robert Margulski『DINOSAUR GENERA』http://www.dinosaurs-on-stamps.info/d-genera.html
Uwe Jelting『Dinodata.de』https://dinodata.de/index.php