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管理人が博物館や博覧会などで撮影してきた写真をご紹介。博物館や博覧会に行く機会のある方はご訪問された後ご覧になることをおすすめします。ネタバレ注意です。

アジアトサウルス

学名:Asiatosaurus [nomen dubium]

意味:アジアのトカゲ

記載:オズボーン, 1924

生息していた時代:白亜紀前期 / ヴァランジュ期アプト期

分類:竜盤目・竜脚形亜目・竜脚下目カマラサウルス科

全長:-    重さ:-    食性:植物食

分布:中国、モンゴル

模式種:A.mongoliensis

他の種:A.kwangshiensis

誤認種:-

[解説]

モンゴルの白亜紀前期の地層から発見され、アジアで初めて命名された竜脚類として知られています。1923年にロイ・チャップマン・アンドリュース率いるアメリカ自然史博物館の探検隊がモンゴル・ゴビ砂漠で発見した歯に基づいて命名されました。化石は歯のみで非常に断片的なため、形態や系統的位置付けなど不明な点が多く疑問名(nomen dubium)とされています。また、1959年には中国から別種のA. kwangshiensisが発見されましたが、これも歯に基づく不完全な標本で、同属とみなすかどうか議論があります。

<参考文献>
デヴィッド・ランバート&ダイアグラム・グループ(岡崎淳子 訳)『恐竜データブック』1992 、大日本絵画
冨田幸光『小学館の図鑑NEO 恐竜』2002 、小学館
冨田幸光『小学館の図鑑NEO〔新版〕恐竜』2014 、小学館

<参考Webページ>
Robert Margulski『DINOSAUR GENERA』http://www.dinosaurs-on-stamps.info/d-genera.html
Uwe Jelting『Dinodata.de』https://dinodata.de/index.php