DINO LAND
トップページ >恐竜データ>  ワ

管理人が博物館や博覧会などで撮影してきた写真をご紹介。博物館や博覧会に行く機会のある方はご訪問された後ご覧になることをおすすめします。ネタバレ注意です。

アムトサウルス

学名:Amtosaurus [nomen dubium]

意味:アムトガイのトカゲ

記載:クルザノフ & ツマノーワ, 1978

生息していた時代:白亜紀後期 / セノマン期コニアク期?

分類:鳥盤目・鳥脚亜目ハドロサウルス科

全長:約7m    重さ:-    食性:植物食

分布:モンゴル、ウズベキスタン?

模式種:A.magnus

他の種:A.archibaldi

誤認種:-

[解説]

モンゴルの白亜期後期の地層から発見された二足歩行性の植物食恐竜です。発見されたのは頭骨の一部のみで、非常に断片的です。当初は頭骨の形態からアンキロサウルス類と考えられていましたが、その後の研究でハドロサウルス類であることが示唆されました。しかし残存部位が少なく診断的特徴に乏しいため、系統的位置は不確かで、現在では無効名(nomen dubium)とみなされることが多いです。この属の第2の種であるアムトサウルス・アルキバルディ Amtosaurus archibaldiは、アムトサウルスとは無関係であることが分かり、アンキロサウルス科のビセクティペルタ Bissektipelta として再記載されました。

<参考文献>
デヴィッド・ランバート&ダイアグラム・グループ(岡崎淳子 訳)『恐竜データブック』1992 、大日本絵画
冨田幸光『小学館の図鑑NEO 恐竜』2002 、小学館
冨田幸光『小学館の図鑑NEO〔新版〕恐竜』2014 、小学館

<参考Webページ>
Robert Margulski『DINOSAUR GENERA』http://www.dinosaurs-on-stamps.info/d-genera.html
Uwe Jelting『Dinodata.de』https://dinodata.de/index.php