学名:Aublysodon [nomen dubium]
意味:鈍い歯
生息していた時代:白亜紀後期 / カンパニア期〜マーストリヒト期
分類:竜盤目・獣脚亜目・カルノサウルス下目・アウブリソドン科
全長:約4〜5m 重さ:約0.2t 食性:肉食
分布:アメリカ、カナダ、中国
模式種:A.mirandis
他の種:A.amplus, A.cristatus
誤認種:A.explanatus, A.grandis, A.horridus, A.huoyanshanensis, A.lancensis, A.lancinator, A.lateralis
[解説]
北アメリカの白亜紀後期の地層から発見された肉食恐竜です。1856年にジョセフ・ライディによって、モンタナ州で発見された単一の歯化石に基づきアウブリソドン・ミランダスと命名されました。 歯は強く後方に湾曲し、切縁の鋸歯がほとんどないという特徴を持ち、当初は独自の属と考えられました。しかし、その後の研究でこの形態はティラノサウルス科の幼体の歯に見られる特徴であることが分かりました。そのため、アウブリソドンを独自の属そして認められるほどの特徴はなく、現在では無効名とされています。